湯液醪醴論(とうえきろうれいろん)(治療法)・・・・漢字読めません(泣)
・湯液(トウエキ):漢方に用いられる煎じ薬の総称。
・醪醴(ロウレイ):「醪」とは、もろみのこと。
「醴」とは、中国では、甘酒をさす。
      いわゆる「どぶろく」のようなもの。
    
    薬用酒の事が素問に書いてある。
日本でも「酒は百薬の長」ともいわれる。
たしなむ程度なら、どんな薬よりも良いってこと。
しかも・・・・作る時にはうるち米を用いる(笑)
※とっても古い時代を上古といい、次に古い時代を中古と言う。
① 酒を上古は用いることはなかった。
大昔は薬用酒を作るだけで、病人には用いらなかった。
心労が少なかったのだろうとの事。
    ②   中古は薬用酒を服した、飲んだだけで万全だった。
    
③ 今の時代は薬用酒だけでは治せない。
という事は、いつの時代かは分からないが、古い時代には酒だけで病気を治した時代があったという。
    
    ③の昨今は漢方薬を服して内を治し、針灸で外を治療する。
病気の最初は浅いもの、浅い時なら針灸や薬で治せる。
    ところが、今時の医者は病気が浅い時に気付かず。
    
深くなってから治そうとする。
病気が深くなると患者の精神状態も乱れ、
    わがままになって医者の注意を守らなくなる。
    
「病気と治療法がピッタリ一致しないために、
いくら良い治療をしても治らない」と岐伯先生もおしゃっている。
    
    信頼関係が構築できないので、正しい治療も効果がなくなる。
    
    今も昔も人は変わらない。
    人の身体、心も治す事ができるのは、機械や物ではなく
    信頼関係なのかもしれない。
    
    中医学が盛んな時代でさえ、信頼関係が一番病を治せるといっている。
現代の医療現場は、このことを無視している。
解決できるとすれば・・・・二つの方向で進める必要があると考える。
一つは、患者の側の解決しなければならない課題。
         身体の事に対する、民間療法の知恵をつける。
         自分の身体は自分で管理する意識を育てる事。
    
    もう一つは、医療知識を持った人々の活かされる場(市場)を生み出す。
         折角、育った知識を社会に還元する場を育てる事で、医療関係者も活かせる。
    
    人間の幸せをGNP(国民総生産)やGDP(国民経済計算)などの数字で決めるなって事。
    数字には数霊というエネルギーがある。
    
    このエネルギーは強く人を動かす力がある。
    
    昔の人々は数霊を上手につかって幸せを育ててきたが、今は数霊という存在を知らない。
    
    だから、不幸を育てるために悪い使い方の数霊を社会全体に仕組み(常識)として入れ込んでいる。
    
    数字に踊らされずに自分を活かそうねって、教えてくれている「湯液醪醴論(とうえきろうれいろん)」でした。
    
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・早翔の補足(^^♪
うるち米を用いた薬用酒について
    私たちは米を、もち米(こしひかりやササニシキ・・・等)もうるち米も同じだと思っている。
    美味しく高いのがもち米で、安くって美味しくない米がうるち米。
    でもね、古代から身体に良いのがうるち米といわれている。
見直そうね♪
    「身体の為の食は美味しいだけではない」って事。
     
参考書籍:「初めて読む人の 素問ハンドブック」池田政一署著から
