新橋駅前玉木屋さん

新橋駅前に創業二百二十二年記念の玉木屋さんというお店がある。
この店には想い出はないがウインドーに陳列された藁納豆が思い出深い。
田舎の旧制中学校を卒業して神奈川県鶴見の東京芝浦電機に入職した当初は会社寮だったが先輩の手引きで間借りしたのが鶴見の東寺尾の前田さんと云う老夫婦の階下の一部だった。
二階から声が掛って“納豆好きですか”私は田舎の駄菓子屋の子倅“甘納豆”と間違えて『大好きです!!』
二階に招かれて出てきたのが“藁納豆”クサイクサイ今更間違いでしたとは言えない。
ウマイウマイと我慢して食べたのが納豆との出会いだ。

今朝も独り者の気楽さで吉野やの納豆定食三百八十円を食べた。

納豆は健康にも良いが味も又良い。

星翔