今日は立春。

春の初め。

『暦便覧』には「春の気立つを以って也」と記されています。
立春は、冬至と春分の中間に当たり、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合、この日から立夏の前日までが春となります。

また立春は、二十四節気の第1。
正月節(旧暦12月後半から1月前半)。

この日が寒さの頂点となり、翌日からの寒さを「残寒」または「余寒」といい、手紙や文書等の時候の挨拶などで用いられます。

立春は八十八夜、二百十日、二百二十日など、雑節の起算日(第1日目)となっています。
立春から春分の間に、その年に初めて吹く南寄り(東南東から西南西)の強い風を春一番と呼びます。

ちなみに立春は旧暦1月1日だという勘違いされる方がおられますが、ほとんどの場合は正しくありません。
旧暦の1日は必ず朔(新月)ですが、立春は朔に関係なく定められています。
そのため多くの年は1日になりません。
ただし約30年に1度、立春が朔と重なり、旧暦1月1日になる年があります(朔旦立春)。
近年では1954年と1992年がそうです。
次は2038年と予測されているそうです。

易たま