過日神田神保町の書店街を探訪した時は、古本市が開かれていたが絵になる風景が見当たらず怱々に退散
したが、今日は私用で夢にまで見た一冊の教本が手に入れたく易学・運命学の専門店原書房へ出かけた。
店頭の平台の上で古本が陳列されている。
その中に私の旧制中学の一年の担任で、後に京都大学人文科学研究所で研究されていた田中謙二先生と
先生のご友人だと思う名前が思い出せないが共同著作の“史記”があった。
京都へ出てしばらく振りに恩師にお目に掛かり師より頂戴した“史記”古本となり店頭に並べてあった
のは誠に淋しい気がしたが、この店の数軒離れた書店には古代中国研究所専門店の立派なお店で田中謙
二著作集一巻・二巻・三巻と立派な装丁で本棚にならべてあったのでとても嬉しかった。
絵は岩波ホール前の飾り物を大通りの反対側から描いたものである。
星翔
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