「一」は数では一番小さい数・・・・・・
でも、「一」の持つ意味は大きく
すべての数のはじまりのこと。
すべての数を含んだ数。
道(タオ)も同じ
すべてを生み出す始源(はじまり)の力。
「一」を受けた天は・・・・清く澄み渡り。
「一」を得た大地は・・・・どっしりと落ち着つく。
「一」を体した神は・・・・純粋に谷は水にあふれる。
そこに生きるものはすべて命に満ちている。
でも、いつか欲望の文明が人の目を曇らせ
タオの始源(はじまり)の在り方が、ぼやけてくる。
そうなると人は
疑心暗鬼になり神の精神は萎えてしまう。
疑心暗鬼という妄想が人間に取り付くとき・・・・
人々はタオの根から浮き上がってしまう。
人として生きるには・・・・・
いつも始源(はじまり)の「一」の近くがいい。
一番上のリーダーだって自分の事を
孤独に思え、寂しさを感じているもの。
かっこよくピカピカ光る石になろうとしないで
石ころでいること。