タオの第39章 石ころでいればいい♪

「一」は数では一番小さい数・・・・・・

 

でも、「一」の持つ意味は大きく

 すべての数のはじまりのこと。

 

すべての数を含んだ数。

 

道(タオ)も同じ

 すべてを生み出す始源(はじまり)の力。

 

「一」を受けた天は・・・・清く澄み渡り。

 

「一」を得た大地は・・・・どっしりと落ち着つく。

 

「一」を体した神は・・・・純粋に谷は水にあふれる。

 

そこに生きるものはすべて命に満ちている。

 

でも、いつか欲望の文明が人の目を曇らせ

 タオの始源(はじまり)の在り方が、ぼやけてくる。

 

そうなると人は

 疑心暗鬼になり神の精神は萎えてしまう。

 

疑心暗鬼という妄想が人間に取り付くとき・・・・

 人々はタオの根から浮き上がってしまう。

 

人として生きるには・・・・・

 いつも始源(はじまり)の「一」の近くがいい。

 

一番上のリーダーだって自分の事を

 孤独に思え、寂しさを感じているもの。

 

かっこよくピカピカ光る石になろうとしないで

 石ころでいること。

 

そこにタオの「一」とつながる命のあり方がある(笑)