立春(りっしゅん) 2/4

春の気たつを以て也

(暦便覧)


この日から立夏の前日までが春。

まだ寒さの厳しい時期ではあるが日脚は徐々に伸び、九州や太平洋側の暖かい地方では梅が咲き始める頃です。

 

 天文学的には太陽が黄経315度の点を通過するときをいいます。

立春は「春立つ」「春来る」などとともに、春の代表的な季語。日足も伸び、この頃から気温は上昇に向かい、木々も次第に芽を吹き始まります。 春の気配をどことなく感じる季節です。

 

古来日本では、自然の景色の変化から季節の移り変りを把握する「自然暦」を使用していました。
飛鳥時代に中国から「二十四節気」が伝えられると冬至が年の分割の起点と考えるようになり、 立春を一年の初めとして暦が作成されるようになったそうです。

 

禅寺では、立春の早朝、厄除けのために門に「立春大吉」と書いた紙を貼る習慣があります。
「立春大吉」の文字は、縦書きすると左右対称になり一年間災難にあわないというおまじないだそうです。

 

九星気学では立春から丙申歳・二黒土星中宮の年となります。

 

東風解凍(はるかぜこおりをとく)

初候 |2月4日~2月8日ごろ

季節は初春

 

東風が厚い氷を解かし始める 。

 

東風とは春風のこと。
冬の間に張りつめていた氷を暖かい春の風が溶かし始めます。

溶けた氷が音を立てて少しずつ動き、春の兆しを感じさせてくれます。

旧暦の七十二候では、ここから新年が始まります。

 

中国の宣明暦でも「東風解凍」と呼ばれています。

 

黄鶯睍睆(おうこうけんかんす)

次候 |2月9日~2月13日ごろ

季節は初春

 

鶯が山里で鳴き始める。 

 

春の到来を感じさせてくれる季節です。

早春に「ホーホケキョ」と美しい声を響かせて鳴く鶯は「春告鳥(はるつげどり)」とも呼ばれています。

春の訪れを知らせてくれます。

その年最初に聞くウグイスの声を「初音(はつね)」と呼びます。

 

中国の宣明暦では「蟄虫始振(ちっちゅうはじめてふるう)」と呼ばれ、「冬蘢りの虫が動き始める」といった意味です。

 

魚上氷(うおこおりをはいずる)

末候 | 2月14日~2月18日ごろ

季節は初春

 

割れた氷の間から魚が飛び出る 。


春の暖かな日差しや空気の中、湖や川の氷が割れる頃です。

それまで氷の下で泳いでいた魚が、活発に動き始めて、氷の上に跳ね上がったりします。水の中に見える魚の姿も、増えていく時季です。

この頃に薄く張った氷のことを薄氷(うすらい)と言います。
 

中国の宣明暦も「魚上氷」と呼ばれています。

 

三才観伝承學「翔氣塾」

翔氣塾では天地人の三才を大切にし、九星気学の「占筮」と「義理(理論)」を学ぶ教室です。

二十四節気

春分(3/21日~4/4

日天の中を行て昼夜等分の時也

(暦便覧)

昼夜の長さがほぼ同じ頃であり、この後は昼の時間が長くなって行く。

七十二候

桜始開(さくらはじめてひらく)

桜の花が咲き始める 。

(春分:次候)

桜が咲き始め、本格的な春の到来の頃です。平安時代からこちら、「花」といえば桜を表しました。

3月26日~3月30日ごろ

季節は仲春

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